上位交差症候群(じょういこうさしょうこうぐん)がある人の特徴的な姿勢は頭部が前方にあり、背中が丸まった猫背姿勢です。
この状態で作業を続けると、首の後ろの筋肉は大きな負担を強いられます。通常人間の頭の重さは4〜5kg程度あり、これを首の前後の筋肉で支えているのですが、頭を前に突き出し、前方に重心が移動すると首の後ろの筋肉に大きく負担がかかります。
重心が約5cm前にずれれば頭の重さの2倍、約8cmずれれば頭の重さの3倍の負担が首の筋肉にかかると言われています。
つまり、上位交差症候群の状態だと、首の後ろの筋肉は少し伸ばされた状態で、通常の2〜3倍の頭の重さを支えなければならないのです。
この状態でデスクワークなどでの同じ姿勢がずっと続くと、筋肉が悲鳴をあげて肩こりになってしまいます。
パソコン作業中の良い姿勢を紹介します。
さっそくご自身の作業スタイルを見直してみましょう。
左が悪い姿勢、右が良い姿勢です。
・頭をまっすぐひもで上につられているように意識する
・胸を軽く張って、あごを軽くひく
・足の裏がしっかりと床につく
・深めに座り、背もたれによりかからない
このポイントを保つと首、肩、背中の筋肉の緊張が少なくなり、肩がこりにくくなります。
パソコンデスクに向かう場合は、前腕が自然に載るように椅子の高さを合わせ、あごを軽く引いた姿勢でモニターを見ることが大切です。
腕の重みを机が支えてくれ、肩に負担がかかりにくくなります。
マウスやキーボードなども、作業しやすいように整えることが大切になってきます。
当院では、この肩こりや腰痛などの身体症状に対する施術はもちろん、仕事環境(パソコンやディスプレイの位置など)への具体的なアドバイスを行っております。
労働時間の変更は難しいかもしれませんが、作業環境を工夫するだけでかなりの負担を減らすことができ、症状の誘発を防ぐことができます。
また、カイロプラクティック治療による姿勢改善や座ってできるストレッチやエクササイズ指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
当院で施術を受ける7つのメリットはこちらをご覧ください。
〒812-0013
福岡市博多区博多駅東2-4-6
博多グローリービル3階
[受付時間] 9:00〜20:00
[定休日] 土曜・祝日
TEL.092-409-5655
営業日カレンダー
●:休業日