顎関節の間には、関節をスムーズに動かすためのクッションのような働きをする
関節円板があります。
正常な顎関節の場合、関節円板は下顎頭の上にあり、顎の動きに合わせて動いてくれるのですが、
開口時にカクンと軽い感じの音がする場合は、関節円板がズレたり、変形を起こしたりして下顎頭に引っかかっている状態になっていると言われています。
この音の大きさやタイミングは、関節円板のズレや変形の程度によって変わってきますが、口を開ける時にズレた関節円板が元の位置に戻ろうとしてカクッという音が出ることが多いと言われており、
クリック音と呼ばれています。
このクリック音は、
当院の施術によってなくなる場合も多いのですが、顎関節の摩耗がある程度進行している場合はなくならないこともあります。
ですので、顎自体に痛みがなく、カクッという音が鳴るだけの症状の場合で、施術により変化が出せないと考えられた場合は施術をお断りさせていただくこともあります。
なお、初回の検査が終わった段階でしっかりと顎関節の状態についてご説明いたしますので、ご安心ください。
顎のクリック音に関する動画
左の図のように、
関節円板の摩耗や変形が進行すると、アゴから「ジャリジャリ」「ミシミシ」と鳴る音が出てきます。
この音は
クレピタス音と呼ばれ、顎関節内部で「関節頭と関節窩の表面が直接擦れ合う」ことで音が出ている状態ですので、クリック音よりもさらに厄介です。
関節円板は一度変形を起こすと再生しにくい組織とされていますので、いま以上に悪化させないことがとても大切になってきます。
つまり、食いしばりや歯ぎしりを改善し、
顎へのストレスを減らす必要があります。
詳しくは、
顎関節症の予防・再発防止をご覧ください。
当院で施術を受ける7つのメリットはこちらをご覧ください。