上記のような症状を感じるぎっくり腰の痛みですが、痛みを出しているのは、腰部の筋肉、靭帯、関節、椎間板のどこかにできた傷(損傷)です。
損傷が起きることで、腰椎の周辺で炎症反応が発生し強い痛みを生じます。
損傷の度合いがひどいほど痛みが強く、症状が長引くことが多く、腰以外の部分まで痛みが広がることもあります。
また、腰の関節にズレがあると損傷部位への負担が増え、痛みが強くなるだけでなく損傷部位の治癒を遅らせてしまいます。
30歳 女性 主婦(産後10か月)
-問診-
今朝からのぎっくり腰を訴え、ご主人と一緒に来院。
一週間ほど前に福岡に引っ越ししてきたばかりなので、ここ数日は荷物の整理をしており、腰に疲れを感じていた。
昨日の夜、10キロくらいある重い荷物を持った際に、腰にピキっと痛みが走ったが、少し休んだら痛みは治まったので、お風呂にゆっくり入り、就寝した。
そして今朝、子供を抱きかかえた瞬間に腰に強い痛みが出て動けなくなった。
今はなんとか歩けるが、背筋を伸ばそうとすると痛みが出る。
ぎっくり腰になったのは初めてで、産後の骨盤矯正などのケアは受けていない。
-検査-
・痛みのせいで腰が曲がっている
・腰の筋肉に強い緊張がある
・横になる瞬間に強い痛みが出る
-原因-
今回のぎっくり腰は、腰と股関節を繋ぐ「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉がつった状態でした。
この筋肉を痛めると腰を伸ばす動きでかなりの痛みを感じます。
また、腰椎・骨盤にズレがみられたので、普段の筋肉疲労も溜まっていたと考えられます。
痛みの度合いから見て炎症反応が起きていると考えられ、痛めた日にゆっくりお風呂に入ったことで炎症反応が強くなった可能性があります。
-経過-
強い炎症反応が見られ、体を横向きにするのも困難だったので、座った状態で股関節と腰の関節と筋肉に施術を行いました。
その結果、痛みは4割ほど改善し、真っすぐ立てるようになり、一人で歩けるようになりました。
二回目(翌日)昨日よりだいぶよいが寝返りを打つと痛みが出る。子供の抱っこができないので困っているとのこと。二回目の来院の際には横になれるほど改善していたので、通常通り施術を行い、ズキッとする強い痛みは出なくなりました。
三回目(3日後)痛みは8割ほど改善。三回目の時には、一人で来院されるほど改善しており、その日の施術で痛みはほとんどなくなり、メンテナンスケアに移行しました。
-コメント-
今回は、痛みが強く日常生活に大きく影響が出ていたので、短期間で施術をさせて頂きました。
産後の骨盤のケアをしていなかったとのことだったので、もともと腰周りが不安定だったことも原因のひとつだと思われます。
現在は4週間に一度の頻度で、育児や家事の疲れを取りに来院されています。
ぎっくり腰は一度やるとクセになりやすいので、しっかりとした施術を受け、「腰痛にならないカラダ作り」をしましょう。
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〜当院へのアクセス〜
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