正しい姿勢の重要性
腰痛は、人類が直立二足歩行を行うことと代償に手に入れた宿命的な症状であると言われ、腰椎、骨盤周囲に出る痛みやそれに準ずる症状とされています。
そもそも直立二足歩行というのは、4kgほどある重たい頭を一番上に乗せているためとても不安定で、重力の影響をとても受けやすい姿勢です。
背骨を横から見るとS字のカーブをしており、頭の重さや重力の影響を身体全体で分散してくれる役割を果たしてくれています。
正しい姿勢というのは、このS字カーブが保たれ、重たい頭と重力による身体への負荷を最小限に抑えてくれている状態です。
しかし猫背などの不良姿勢によって、このカーブが崩れてしまうと、どこかに過剰に負荷をかけてしまい、その負荷が集中しているところで、痛みを起こしてしまいます。
例えば、腰のカーブが強すぎると腰の関節を痛めやすくなりますし、カーブが弱い(腰からの猫背姿勢)だと椎間板ヘルニアや筋肉のコリを起こしやすくします。
常に完璧な姿勢をとることはほぼ不可能ですが、それに近づけることで腰痛などの痛みを予防することが出来ます。
つまり、「日常生活において、正しい姿勢をとり、いかに腰に負担をかけないようにするか」が、重要なポイントとなってきます。
同じ姿勢で長時間いることが
何より良くない
一般的なサラリーマンの方々は基本的にデスクワークをされることが多いと思いますので、多くの方が腰痛になる危険性のある環境に身を置いているということです。
また、仕事に集中している間は、身体に悪い姿勢でずっと固まったままということが頻繁にあると思います。
しかし、常に良い姿勢を常にすることは困難ですので、大切なのは、
時々正しい姿勢に戻すということです。
身体は同じ姿勢でいることが一番負担がかかるので、30分に一回は姿勢を変化させることが重要です。
気付いたときでよいので姿勢を正すようにしましょう。
そしてたまにでよいので、少し腰を回したり、背伸びをしたり、屈伸したり、少し歩いてみたりすることで身体を固めないようにすることも心がけましょう。
猫背姿勢を治して
腰痛を根本改善
猫背姿勢は、脊柱起立筋という背中から腰にかけての大きな筋肉が伸ばしっぱなしになり、大きなストレスをかけてしまいます。
足を組んだり、あぐらをかく姿勢はさらに腰・背中の筋肉に対して負担をかけますし、長時間の猫背姿勢での座位は、椎間板にもストレスをかけるので、腰に悪いのは明らかです。
猫背姿勢でいることが多いと常に背中や腰に負担をかけてしまっている状態になってしまう為、腰痛は慢性化してしまい、改善しづらくなりますので、根本的に腰痛を改善するにはこの猫背姿勢を解決しなければなりません。
ブルームカイロプラクティックでは、背骨や骨盤を矯正することで
良い姿勢を保つ筋肉を使いやすい状態に持っていきます。
どんなに姿勢を良くしようと努力しても筋肉が使いずらい状態では、すぐに良い姿勢に疲れてしまい猫背に戻りがちです。
ですので、まずは体の状態を整えたうえで、良い姿勢を心がけることが大切になってきます。