1.骨盤の靭帯の回復
2.骨盤周辺の筋機能の回復
3.子宮および子宮に付着する靭帯の回復
上記の3つの要素が産後の骨盤の回復に必要です。
ひとつひとつ解説していきます。
1.骨盤の靭帯の回復
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で、骨盤の靭帯が柔らかくなり、伸びていきます。
産後は、この靭帯が縮んでいくことで骨盤の安定性を取り戻していきます。
2.骨盤周辺の筋肉の回復
骨盤の周辺には様々な筋肉があり、特に腹横筋、骨盤底筋、多裂筋、横隔膜といった体幹を支えるための筋肉の回復が重要になってきます。
これらの筋肉の働きが回復することで、子宮などの内臓を支えたり、骨盤が安定していきます。
3.子宮および子宮に付着する靭帯の回復
子宮には子宮円靭帯、広靭帯、仙骨子宮靭帯という骨盤と子宮をつなぐ靭帯が付着しており、それらの靭帯が子宮復古の際に骨盤を内側に引っ張っていきます。
猫背などの不良姿勢で、子宮にかかる内臓の重みが増すとそれらの回復が阻害される可能性があるため、正しい姿勢を心がけることが大切です。
また、骨盤の靭帯や子宮復古はオキシトシンの作用で促進されるため、母乳で育てることで回復しやすくなります。
・猫背や反り腰などの悪い姿勢
・骨盤や背骨のゆがみ
・手術、事故、怪我など外傷の既往歴
・会陰切開、会陰裂傷
・帝王切開による分娩
・吸引分娩や鉗子分娩などの器械分娩
・骨盤位の経腟分娩
・多胎児、巨大児の分娩
・2回目以降の分娩
・長時間の分娩
・子宮復古不全
・妊娠中の過度な体重増加
・長期安静による全身の筋力低下
・妊娠前からの全身的な関節の緩さ
・体幹のコアの筋力不足
・恥骨痛や仙腸関節痛などの身体の痛み
・誤った使用方法での骨盤ベルト
・誤った使用方法での抱っこ紐
・人工乳
・高齢出産
・精神的ストレス
・睡眠不足
・慢性疲労
・産後の体重増加
上記のように書き出すとキリがないのですが、産後の骨盤は非常にデリケートですので、様々な要因により回復が阻害されてしまいます。
当院では、前述の3つの要素の回復を促し、阻害する要因をなくすことで、産後の骨盤を正常な回復へと導いていきます。
産後の骨盤矯正には、しっかりとした解剖学的な知識や豊富な施術経験が必要です。
産後の骨盤矯正をお考えの方は、ぜひ当院にご相談ください。
ひとりひとりに合わせた優しい施術を行っております。
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