・寝ていると背中や肋骨が痛くなる
・抱っこや授乳をしていると背中や肋骨に痛みが出る
・痛みのせいで寝返りがつらい
・朝起きてから首を動かすと背中に痛みが出るようになった
・時間が経つにつれ、痛みが増して動かせなくなった
・上を向く、首を回す、上半身をひねるなど、決まった動きで痛みが出る
・呼吸やくしゃみ・咳、手を伸ばす動作などで肋骨が痛い
・常に肩甲骨の間や肋骨周辺にコリ感、痛みを感じる
・痛みのせいで仕事や育児に差し支えが出る
・病院で肋間神経痛と言われた
妊娠中はホルモンの影響で全身の関節が緩くなっているため、背中の関節も妊娠前に比べて不安定になっています。
その状態で、普段慣れていない横向きで寝るようになったことなどが原因で背中を寝違えてしまったり、肋骨に痛みが出ることあり、産婦人科や整形外科で肋間神経痛と診断されることも珍しくありません。
また、妊娠中は体形の変化に伴い猫背になっていることが多いため、背骨や肋骨、背中の筋肉への負担が増え、肩甲骨の内側や背骨の近くにコリ感や痛みが出やすくなります。
妊娠中はお腹が圧迫され息切れしやすくなっていますが、背中の痛みがあるとさらに呼吸が浅くなってしまい、全身的な疲労感を引き起こしてしまいますので、たかが背中のコリ感と思わずにしっかりとケアを受けるようにしましょう。
産後は育児により生活環境が大きく変化するため、背中の筋肉や肋骨に負担がかかることが増えます。
・長時間の抱っこや抱っこ紐
・子供のほうを向いて横向きで寝る
・お昼寝の時などに、変な体勢で寝てしまう
・頻繁な授乳やオムツ交換で下を向くことが増える
・寝かしつけに時間がかかる
上記のように、出産前に比べると背中の筋肉を酷使することが増え、睡眠不足などの疲労がたまりコリ感が出たり、筋肉を傷めて炎症が起きたりして、背中周りのトラブルが多くなります。
産前産後の背中の痛みは、背中の筋肉の緊張の緩和、背骨や肋骨の調整を行なうことで改善していきます。
さらに、ひとりひとりの状態に合わせたストレッチの指導や日常生活でのアドバイスを行ない、再発防止を行ないます。
また、内臓からの痛みが背中に出ることもありますので、危険な病気ではないかカイロプラクティックで改善する状態なのかを判断することが不可欠です。
当院は医学的知識に基づいた問診・検査を行なうことで危険な要素がないか判断し、患者様に説明・同意を頂いたうえで施術に入りますので、安心してご来院ください。
妊娠7ヵ月 職業:事務
問診
2週間ほど前から右肋骨あたりに痛みが出ている。
この痛みは長時間パソコンをしていたり、寝返りをする瞬間、手を伸ばした時になどに痛みが出る。
特に思い当たる原因はないが、少しずつ悪化傾向にある。
産婦人科では肋間神経痛と言われて薬をもらったが全く改善しない。
検査
上半身をひねる動きで右肋骨に痛み
右向きに寝返りするときに痛み
右手を前に伸ばすと痛み
右の前鋸筋(ぜんきょきん)を押すと痛みが再現する
呼吸する時の肋骨の動きが低下している。
原因
今回の肋骨の痛みは前鋸筋という肋骨に付着する筋肉のコリが原因でした。
妊娠中はお腹が大きくなって横隔膜を圧迫するために腹式呼吸が難しくなり、肋骨の動きで呼吸(胸式呼吸)するようになります。
その時に肋骨の動きが悪さがあると肋骨に付着する筋肉に負担がかかり痛みが出ることがあります。
施術
今回、痛みを出しているのは前鋸筋という筋肉のコリなので、まずはその筋肉の緊張を緩和したところ、手を前に伸ばす検査での痛みが出なくなりました。
次に肋骨の動きと肩甲骨の動きを調整し、呼吸がしやすくなりました。
最後に骨盤と背骨を調整したところ体をひねる動きの痛みも出なくなりました。
コメント
今回の症例は肋間神経痛ではありませんでしたが、妊娠中は肋間神経痛が出る可能性も十分にあります。
もちろん肋間神経痛もカイロプラクティックにより改善可能ですので、お気軽にご相談ください。
産後3ヵ月 職業:小学校の先生(育休中)
問診
もともと猫背気味で肩こりがひどいほうだったが、産後の抱っこで悪化。
ここ最近は赤ちゃんを置くと泣くので、一日中抱っこしている。
肩甲骨の間に強いコリ感と痛みを感じており、毎晩ご主人に揉んでもらっているが、その場で気持ちいいだけで次の日にはコリ感が戻ってしまう。
検査
菱形筋(りょうけいきん)に強いコリができており、押すと痛みが広がる
猫背姿勢になっている
肩甲骨の動きが悪くなっている
原因
今回の痛みの原因は菱形筋という肩甲骨の間にある筋肉のコリです。
この筋肉は抱っこをするときに必ず使う筋肉なので、産後の背部痛の原因になりやすいです。
いわゆるマッサージだけでも改善することもありますが、マッサージだけでは再発することが多いので、カイロプラクティック治療により背骨や骨盤、肩甲骨の動きを調整し、菱形筋に負担がかかりにいカラダ作りをすることが大切です。
施術
菱形筋の緊張を取り、背骨、骨盤、肩甲骨の動きを調整しました。その結果、肩が軽くなり、抱っこしたときに軽く感じるようになりました。
そして、長時間の抱っこでも疲れにくい抱っこの仕方をアドバイスし、菱形筋のストレッチを指導しました。
コメント
赤ちゃんによって個人差はありますが、長時間の抱っこに伴う肩こり・背部のコリを経験するお母さんは多いことと思います。
カイロプラクティックでは筋肉に対するマッサージだけではなく、骨盤矯正や肩甲骨の動きの調整を行なうことでコリが起きにくいカラダ作りをしていきます。
お子様連れでの来院も可能ですので、辛い症状を我慢せず、是非一度ご来院ください。
当院が産前産後のママに選ばれている理由はこちらをご覧ください。
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