帝王切開は比較的大きくお腹を切る手術なので、しっかりと回復するまでおよそ1年間という長い期間が必要です。
一般的には、強い痛みは術後3〜5日目ごろまでと言われており、この期間は「炎症期」と呼ばれます。
その後、3週間までが「増殖期」と呼ばれ、新しく細胞が増殖して傷の部分を修復していく期間です。強い痛みは落ち着きますが、軽い痛みやかゆみ、皮膚の赤みなどが見られることが多いです。
もし1ヶ月健診までの間に、傷口の赤みや腫れが拡がっていったり、痛みが悪化する場合には、傷口で感染を起こしていることもあるので、早めに病院を受診しましょう。
3週間を過ぎたら「成熟期」に入ります。痛みやかゆみは徐々になくなり、およそ1年間で周囲の皮膚と同じ色になって、少しずつ傷跡は目立たなくなっていきます。
帝王切開は分娩でもあり手術でもあるため、身体への負担は普通分娩より大きくなります。
実際、統計によると産後の腰痛の発生リスクは、帝王切開のほうが高くなっています。
これは、傷口の痛みによりカラダの動きが制限されること、骨盤ベルトを早期に装着できないこと、術後に腹筋の機能不全が起きること、など様々な理由が考えられます。
当院には帝王切開後の腰痛で来られる方も非常に多いのですが、しっかりと原因を特定し適切な施術を行なうことで、ほとんどの場合、痛みがなくなり元気に動けるようになっています。
骨盤の開きは妊娠中に起きるため、帝王切開でも普通分娩と同様に骨盤は開きます。
むしろ帝王切開の場合のほうが、産後の腹筋の回復が遅れる傾向にあるため、骨盤矯正が必要な場合が多いです。
また、妊娠中に起きる腹直筋離開においても、帝王切開のほうが回復しにくいとされています。
帝王切開の方こそ、骨盤をしっかりと整え、産後の回復を促進することが大切です。
帝王切開後の傷跡の違和感には、腹筋の筋緊張が大きく関わってきます。
腹部の皮膚は腹筋の上にあるため、腹筋のアンバランスにより傷跡への張力が変化するからです。
つまり、骨盤を整え腹筋の筋緊張が正常化されることで、傷跡への負荷が減り、傷跡の違和感が改善していくのです。
一回の施術で変化を感じられることが多いので、傷跡の違和感でお悩みの方は是非ご相談ください。
帝王切開にはまだまだ偏見があり、人によっては「陣痛がなく、ラクな出産」という誤った情報を信じていることもあるようです。
周囲の人から心ない言葉をかけられて、普通分娩で出産できなかったことをコンプレックスに感じたりしてしまう方も少なくありません。
しかし、帝王切開も普通分娩も、どちらも立派な出産ですし、自分の命をかけて新しい命をこの世に送り出したことに違いはありません。
大切なのは「産み方よりも育て方」だと私は思っています。
ブルームカイロプラクティックでは、帝王切開後の骨盤ケアを通して、子育てが楽しめる快適なカラダづくりを徹底サポートしております。
傷口に負担をかけない施術方法ですので、産後すぐでも施術可能です。
お気軽にお問い合わせください。
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