本文へスキップ

IBCLC(国際認定ラクテーション・コンサルタント)の取得方法や認定試験の内容について

電話番号

福岡市博多区博多駅東2-4-6博多グローリービル3階
[受付時間] 9:00~20:00 [定休日] 土曜・祝日

IBCLCの取得方法や試験について

  1. 福岡市博多の整体院TOP
  2. サイトマップ
  3. IBCLC(国際認定ラクテーション・コンサルタント)の取得方法や試験内容について

国際認定ラクテーションコンサルタントになるには

IBCLCの取得方法や試験内容について

 資格の取得方法や認定試験の内容など、国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)になるために知っておいた方がよいことを私なりにまとめました。
 これからIBCLCの取得を目指す方再認定を考えている方の参考になれば幸いです。

最終更新日:2023/8/4

自己紹介

ブルームカイロプラクティック
院長 山口康太

取得資格
・Bachelor of Chiropractic Science -Australia-(カイロプラクティック理学士)
・Bachelor of Applied Science Clinical Science -Australia-(応用理学士)
国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)
※2017年に取得し、2022年に再認定(認定期限:2026/12/31)

IBCLC認定証
合格時の認定証

IBCLC認定証
再認定時の認定証

初回受験の方向けの情報


そもそもIBCLCって
何する人なの??

 IBCLCは、母乳育児がうまくいくための支援に必要な、一定水準以上の技術・知識・心構えを持つヘルスケア提供者です。

 IBCLCは予防的なヘルスケアに焦点を当て、産前・産後を通して自分でできる対処法(セルフ・ケア)を促し、母親が自分で意志決定をするよう励まします。

 また、病院、診療所、地域、開業などのさまざまな立場で問題解決法を用いてアプローチし、適切な情報提供や提案、適切な場への紹介を行ないます。

参考:JALCホームページ

簡単に言うと・・・
母乳育児をお手伝いする専門の知識と技術を持っていることを認定する国際資格のこと。

名称の説明

・IBLCE(IBCLC認定試験)
→ ラクテーション・コンサルタント資格試験国際評議会
International Board of Lactation Consultant Examiners

・IBCLC
→ 国際認定・ラクテーションコンサルタント
International Board Certified Lactation Consultant

まとめると・・・
IBLCE (認定試験)
に合格することで
IBCLC (資格の名称)を取得できる!

志願条件について

● 受験資格を得るには下記の3つの志願条件があります。

志願条件 1:認定された保健医療専門家と母乳育児支援カウンセラー
志願条件 2:公認のラクテーション教育プログラム
志願条件 3:IBCLCでのメンターシップ

● 受験志願者条件ガイドを読むと分かりますが、志願条件2と志願条件3は日本ではあまり現実的ではないため、このページでは志願条件1についてのみ解説させていただきます。

※ 志願条件の詳細は、IBLCE日本語ページ受験志願者情報ガイド必ず確認して下さい。

志願条件1:認定された保健医療専門家と母乳育児支援カウンセラーについて

● 下記の医療系国家資格を有している。

・医師、歯科医
・助産師、看護師
・薬剤師、栄養士
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
・その他の行政機関によって認定された保健医療専門家

● 出願時からさかのぼって5年以内母乳育児に関する専門教育(L-CERPs)を95時間以上受けている。

上記の95時間のうち、コミュニケーションスキルに特化した教育を5時間以上受けている。
※ラ・レーチェ・リーグ日本が主催する「母乳育児支援のためのコミュニケーションスキル」セミナーや後述するイーラーニングで受講可能です。

● 出願時からさかのぼって5年以内に適切な監督下における母乳育児相談の実地時間数が1000時間以上ある。

● IBCLCの職業倫理規範を遵守する。

CERPs(継続教育単位)について

● CERPsとは「Continuing Education Recognition Points」の略称で、日本語訳すると継続教育単位となります。

※ IBLCEのサイトにはCERPsと書いてあることが多いのですが、正確には1単位は「CERP」で、2単位以上は複数形となり「CERPs」というのが正しいようです。

1CERP60分間の講義時間のことを指し、1単位とも言います。

● 継続教育単位の有効期限は5年間です。

● 講義の修了証には与えられるCERPsの数が記載されていますので、なくさずに保管しておきましょう。

● CERPsには下記の3種類があり、初めての受験において必要なのはL-CERPsのみです。

E-CERPsR-CERPs再認定の際に必要となります。

L-CERPs(L=Lactation/授乳)
→ 特にヒトの授乳と母乳保育、そして母乳育児をする家族への支援に関する学習

E-CERPs(E=Ethics/倫理)
→ 保健医療従事者の職業倫理、行動規範に関する学習

R-CERPs(R=Related/関連した)
→ IBCLCの業務に関係するが、授乳や倫理に関するものではない学習

CERPsに関する詳しい情報はこちらを参考にされてください。

単位取得の方法

● JALC主催の勉強会水野克己先生のセミナー、20時間基礎セミナーなどに参加する
→ 時間とお金がかかるものの、日本語なので理解度が高くなります。

● イーラーニングを利用する
→ 英語が得意でないと中途半端な理解になる可能性がありますが、いつでもどこでも学習でき、受講期間内なら何度でも復習できます。

IBLCEを受験するには
コミュニケーションスキル(5時間)を含む
95単位の「L-CERPs」が必要!

合計95単位を取得する
最短かつ最安コースは
イーラーニングです!

国際認定ラクテーションコンサルタントになるには

国内のセミナーだけで単位を取得する場合、日本全国を回る必要があるため時間がかかりますし、受講料だけでなく宿泊交通費も必要になります。

イーラーニングなら1単位当たりの金額が安いですし、初回の受験に必要な単位を一気にまとめて取得することも可能です。(コミュニケーションスキル5時間を含む)

オススメのイーラーニングのサイトは
下記の2つです。

Lactation Education Resources


GOLD Learning

イーラーニングがオススメな理由

● 受講することで確実に単位が出る。
→ 受講後に簡単な確認テストがありますが、合格するまで何度でも挑戦可能となっています。

● 講義の種類が豊富なので、講義タイトルが被りにくい。
→ 修了証の講義タイトルが同じだと、どちらか一つしか単位数としてカウントされないので注意が必要です。

コミュニケーションスキルが取得できる。
→ 初回受験に必要なコミュニケーションスキルに特化した教育(5時間)の講義があります。

E-CERPsが取得できる。
→ 再認定に必要な「E-CERPs」が取得できる講義があります。

毎年3月第1水曜日「IBCLC Day」毎年8月1日~7日「世界母乳育児週間」10~20%オフのセール価格になるので、比較的安価で受講できる。
→ セール情報は、イーラーニングサイトのメールマガジンに登録しておくか、下記のFacebookページをフォローしておくとよいかと思います。

Lactation Education ResourcesのFacebookページ

GOLD LearningのFacebookページ

各イーラーニングサイトの違い

・講義資料のダウンロード
Lactation Education Resourcesのほうが講義動画が見やすいように思いますが、講義資料のダウンロードができません。

GOLD Learningは、講義資料をPDFでダウンロードできるため、英語が苦手な方はPDFの文章をコピーしてGoogle翻訳などを用いながら受講すると理解が深まるかと思います。

・コミュニケーションスキルの講義
Lactation Education Resourcesには、初回の受験に必要なコミュニケーションスキルに特化した教育(5時間)に相当する講義があります。

・セット販売と金額
Lactation Education Resourcesには、初回受験用(コミュニケーションスキル5時間を含む95単位)や再認定用(5E-CERPsを含む75単位)のセット販売があるので、初回受験や再認定に必要な単位をまとめて取得したいときにオススメです。

GOLD Learningのほうが1単位あたりの金額が安いことが多いので、既にある程度の単位数を取得しているものの、受験や再認定に必要な単位数には足りておらず単位数の補填をしたいときにオススメです。

イーラーニングの受講方法について

● 英語に抵抗があり、イーラーニングの受講をためらっている方のために、受講方法をPDFにまとめさせていただきました。

● GOLD Learningには無料で受けれて単位が取得できる講座もありますので、とりあえず試しに受けてみるのもよいかと思います。

リンク1:Lactation Education Resourcesの受講方法2023(PDF)

リンク2GOLD Learningの受講方法2023(PDF)

※ 上記のPDFは2023年に私が作成したものです。
※ 受講方法や料金が変更されている可能性がありますので、ご注意ください。

受講に関するトラブルには一切責任を持ちませんので、自己責任での受講をお願いいたします。

番外編:iLactationの受講方法2023(PDF)
2023年の「IBCLC Day」に行われたiLactationでの無料セミナーを受講したので、受講方法をまとめました。

● 英語に抵抗がある方は、日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)が主催するイーラーニング「eJALC」だと日本語で受講可能ですので、ぜひチェックしてみてください。

IBLCEの難易度

● 合格率
合格率

● 合格点
合格点

試験内容と時間について

 試験はコンピュータ・ベース・テスト(CBT)となっており、テストセンターで受ける必要があります。

● 以下の内容から全175問4択程度の選択肢問題で出題されます。

1. 成長と栄養:32問
2. 生理学と内分泌学:14問
3. 病理学:35問
4. 薬理学と毒物学:14問
5. 心理学、社会学、人類学:20問
6. 技術:25問
7. 臨床の技術:35問

● 試験は前半と後半の2つのパートに分かれており、後半パートに進むと前半パートには戻れなくなります。

● 後半では写真を見て答える問題がほとんどです。

試験時間は約4時間で、終わり次第帰っても大丈夫です。

● 試験時間の4時間には前半と後半の間の5分間の休憩も含まれています。

● 試験内容の詳細はこちらです。
IBLCE2023試験概要

※ 最新の試験内容の詳細はIBLCE日本語ページに掲載されていますので、必ずご確認ください。

IBLCE(認定試験)の
受験料と申し込み方法について

● 受験料は660ドルです。

● 願書の提出および受験料の支払いはインターネットで行ない、クレジットカード決済となります。

● 受験資格を認められると、IBLCEからテストセンターの場所と日時を予約するようメールが来ますので、指示に従い申し込みをすれば準備完了となります。

テストセンターの場所と日程について

● 認定試験は、お住まいの近くにあるテストセンターで受けることができますが、2023年のテストセンターは大阪と東京の二箇所のみとなっているようです。

● テストセンターの場所と日程の検索は、下記のサイトから可能となっています。

ProScheduler (prometric.com)

テストセンターの検索方法
IBLCEテストセンター
トップページ右上のボックスから「日本語」を選択し、「空き状況の検索」をクリックすると、上記のような画面になりますので、「International Board of Lactation Consultant Examiners」を選択し、赤い四角で囲った矢印をクリックすると次のページに切り替わります。

IBLCEテストセンター
次のページに切り替わったら、「試験会場:」の右のボックスに希望の地名を記入し、「開始日」と「終了日」を選択してから、「Serch Availability」をクリックして検索することで、最寄りのテストセンターの場所と日程が確認できます。

IBLCE(認定試験)に
関わるおおよその日程について

● 毎年9月もしくは10月に世界同時日程で試験が行われます。

願書の受付は同年の4月~5月で、IBLCEのサイトから申し込むことができます。

● 試験日程は1週間程度あり、その日程の中であれば自分の都合の良い日時に受けることができます。

試験の合否は同年の12月末にIBLCEのサイトで確認でき、年内にはIBCLCの認定証が郵送されることが多いようです。

2024年の試験日程

受験申し込み期間
2024年4月下旬~5月31日
IBLCE(IBCLC試験)
2024年9月10日~16日

オススメの試験対策について

母乳育児支援20時間基礎セミナーこれでナットク母乳育児支援セミナーに参加する。
→ WHOの「母乳育児がうまくいくための10のステップ」に基づいた内容で、試験範囲が全体的に網羅されています。

イーラーニングで残りの単位を取得する。
既に持っている単位とタイトルや内容が同じだと、単位としてカウントされないので注意してください。

IBLCEの練習問題集を繰り返し解き、解答の解説をしっかりと理解する。
→ 最終的には練習問題が一番の試験対策になります。特に下記の「Comprehensive Lactation Consultant Exam Review」がお勧めです。英語ですが、写真付きの問題も多く掲載されており、実際の試験と同じような内容の問題集となっています。

イーラーニングサイトIBLCE模擬試験を受ける。
→ 単位が取得できるイーラーニングサイトでは有料でExam Practice(IBLCE模擬試験)を受けることできます。私はLactation Education ResourcesHealth e-Learningで受けました。 模擬試験を受ける方法は下記のリンクを参考にしてください。

リンク:Health e-LearningでのIBLCE模擬試験の受け方2023(PDF)

IBLCEの公式サイトでの模擬試験を受ける。
→ 全100問(制限時間:140分)で構成され、本番さながらの文章問題、画像問題、症例問題などが出題されます。ただし、試験詳細内容概要に基づいた分野別に正答した項目と誤答した項目の数が示されるのみで、どの問題を間違えたのかや、正解はどれだったのかなどは分かりません。また、試験修了後に問題を再確認することもできませんので、注意が必要です。

お勧めの参考書・問題集

IBCLC参考書籍

Comprehensive Lactation Consultant Exam Review

2022年9月に「Comprehensive Lactation Consultant Exam Review」の最新版(第5版)が発売されました。
こちらも大変参考になるかと思います。

資格を持つメリットについて

● 継続して勉強するための動機付けになる

・セミナーに出席したり、参考書を読むことは有益ですが、インプット(テキストを読む)だけでなくアウトプット(資格試験)があることで、自分がどれだけ理解できたかを確認することができます。

・受験料や参考書代も安くはないので、資格試験を受けるからには合格を目指して一生懸命になるため、日頃の勉強のモチベーションの維持にも有効です。

● 資格取得によって得られる「強み」と「自信」

・「資格を取得できるだけの知識と技術がある」と客観的に評価されることで、自分の強みが明確になります。

・解けなかった問題が解けるようになったり、知らなかった知識を身につけることができたり、資格の勉強を通じて日々成長を感じられるため資格の取得によって自信が持てるようになります。

● 採用試験の際の判断材料になる

・資格よりも実務経験と実績が重視されますが、採用試験で同程度の能力の人を比較するときに資格の有無が採否を分ける可能性があります。

・資格はあくまでも専門知識や専門スキルを取得している証明であり、実務能力や実績を証明するものではありませんが、「ある程度のスキルレベルにある」ことの証明になるため持っていて損はありません。

再受験について

● IBLCE(認定試験)の再受験に回数制限はありません。

● 再受験の資格を得るためには、最新の資格要件を満たしていなければならず、受験する年度の願書を提出し、受験料を支払わなければなりません。

● 不合格だった場合、次の3回までの試験または不合格だった後の3年までの受験において受験料が半額になります。

PDFのダウンロード

お読みいただき、ありがとうございました。
ここまでの初回受験に関する情報を下記のPDFにまとめましたので、ご活用いただけたらと思います。
皆様が認定試験に合格しIBCLCとなり、セミナー会場などでお会いできることを心より楽しみにしております。

リンク:IBCLCになるには 2023年度版(PDF)

※ 上記のPDFは2023年8月に作成したものです。
※ 正確かつ最新の情報はIBLCE日本語ページを参考にしてください。


再認定の方向けの情報


IBCLCの再認定について

● IBCLCは、資格を維持するために5年ごとに再認定を受ける必要があり、更新時期が近づくとIBLCEからメールで連絡がきます。

再認定の目的は、専門的な能力開発と生涯にわたる学習を通じて、継続的な能力を促進することです。

再認定料は470ドルです。

● 5年間ごとに下記の3つの要件を満たす必要があります。

要件1:基礎的な救命措置教育

要件2:250時間の臨床実務

要件3:下記の選択肢のうち、1つの再認定方法を選択し完了すること
・選択肢 1 :試験による再認定
・選択肢 2 :CE自己評価を含むCERPsによる再認定

要件1 :基礎的な救命措置教育

● 基礎的な救命措置教育は、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置(Basic Life Support:BLS)のことを指します。

● この要件を満たすには、心肺蘇生(CPR)や新生児蘇生プログラム(NRP)などの基礎的な救命措置教育に関する講義またはオンラインコースを受講する必要があります。監査対象に選ばれたIBCLCは、基礎的な救命措置教育の証明としてカードまたは証明書を提出するよう求められます。

● 具体的には、下記のコースのいずれかを修了することが必要です。

CPR(心肺機能蘇生/Cardio-Pulmonary Resuscitation)
NRP(新生児蘇生プログラム/Neonatal Resuscitation Program)
PALS(小児二次救命処置/Paediatric Advanced Life Support)
ACLS(二次心臓救命処置/Advanced Cardiac Life Support)
S.T.A.B.L.E(Sugar & safe care, Temperature, Airway, Blood pressure, Lab work, Emotional support)

● 各コースの修了証明書は3R-CERPsとして換算することができ、最大6R-CERPsまで適応されます。なお、コースの講師は6R-CERPsを取得することができます。

● 再認定に求められる基礎的な救命措置教育は5年ごとの再認定サイクル内の任意の時点で受けることができ、再認定の時点でその資格が有効である必要はありません。

要件2:250時間の臨床実務

● 臨床実務は合計250時間以上必要です。

● 臨床実務は、教育、管理、研究、臨床実習、またはアドボカシーの分野でフルタイムまたはパートタイムで実施することができます。

● これらの時間数は、ボランティアまたは有給の専門家として、または両方の組み合わせとして取得することができます。

要件3 :IBCLC試験またはCERPsによる再認定のうち、1つの再認定方法を選択し完了すること


選択肢 1 :試験による再認定

IBLCE(IBCLC認定試験)に再度合格することで、再認定を受けることができます。

試験による再認定の場合の流れ
① 基礎的な救命措置教育を修了する
② 250時間のラクテーション・コンサルティング実習を完了する
③ IBLCEの申し込みと受験料の支払いを行なう
④ IBLCEを受験し、合格する
再認定!

試験に不合格だった場合、IBCLCの資格を失います。

※ 不合格だった場合、次の3回までの試験または不合格だった後の3年までの受験においてIBLCEの受験料が半額になります。

※ 既にCE自己評価を受けている場合でも、試験による再認定を選択可能です。

※ 試験による再認定は、認定期限から1年早く受けることができ、その場合の有効期限は試験に合格してから5年間です。具体例としては、2021年までの認定期限で2020年に試験に合格した場合、有効期限は2026年ではなく2025年になります。

選択肢 2 :CE自己評価を含むCERPsによる再認定

● CERPsによる再認定を選択した場合、CE自己評価を受けることが必須条件となります。

● CE自己評価は実力確認テストのようなもので、最新のIBCLC詳細内容概要に基づいて継続教育で各自が焦点を当てるべき分野を特定し、CE自己評価の結果に基づく学習計画を作成することが目的です。

※ CE自己評価の「CE」とは「Continuing Education」の略称で、日本語に直訳すると「継続教育」となります。意味はズバリそのままで、専門家が学校教育を終了した後も続けていく学びの機会のことを意味しています。

● CERPsによる再認定を受けるには、その学習計画を使用して5単位のE-CERPs50単位のL-CERPsを含む合計75単位のCERPsを取得する必要があります。

再認定に必要な75単位のうちの34単位は、CE自己評価によって特定されたIBCLC詳細内容概要のトピックに割り当てられます。

再認定に必要な75単位について◎

必須の42単位の内訳
5単位E-CERPs:職業倫理に関する講義です。
3単位R-CERPs:基礎的な救命措置教育がこれに相当するため、自ずと取得することになりますが、R-CERPsは再認定の必須条件ではありません。
CE自己評価により特定されたトピック34単位:CE自己評価の結果に基づいて作成された学習計画を使用して単位を取得する必要があります。

残りの33単位の内訳
・再認定に必要な75単位は最低50単位のL-CERPsを含む必要があるため、CE自己評価により特定される34単位に加えて、最低でも16単位のL-CERPsが必須になります。残りの単位は自分自身で選択可能です。

CE自己評価の内容について

無料で実施されるコンピュータ・ベースの評価です。
・私が2023年に受けた時は、問題文や選択肢は全て英語でした。
・自宅や職場など、好きな場所、好きな時間に受けることができます。
全72問の選択肢問題で、制限時間は120分です。
5年間の再認定サイクル中に1回のみ受けることができます。
・CE自己評価の完了後すぐにスコアレポートが出て、継続教育の学習計画(英語)が作成されます。
・スコアレポートには、IBCLC詳細内容概要に基づいたトピックとスコアが表示され、スコアが75%を下回るトピックにおいて1つ以上のCERPsを獲得することがCERPsによる再認定の必須条件となります。
・監査に備えて、CE自己評価のスコアレポートは保管しておいてください。

※ CE自己評価ダッシュボードの使用方法については、公式サイトをご確認ください

● Lactation Education Resourcesのイーラーニングにある70L-CERPsと5E-CERPsが取得できる再認定用パックは、2023年3月に確認したら849ドルでした。

☆CERPsによる再認定の場合の流れ
① CE自己評価を受ける
② CE自己評価によって特定されたトピックのCERPsを取得する
③ 上記②のCERPsを含めた合計75単位以上のCERPsを取得する
④ 基礎的な救命措置教育を修了する
⑤ 250時間のラクテーション・コンサルティング実習を完了する
⑥ 上記の要件を満たした後、CERPsによる再認定を申請し、料金を支払う
再認定!

再認定についての正式な文書はこちらをご覧ください。

2024年のCERPsによる再認証の登録期間
2024年4月下旬~9月30日

監査対象の方向けの情報


監査対象に選ばれた場合について

 IBLCEは、初回受験者および再認定受験者の中から無作為に監査対象を選択します。
 監査に選ばれた場合、受験志願者は迅速かつ正確に要求された全ての情報を提出しなければなりません。
 これができなければ、IBCLCの職業倫理規範に基づき、受験の延期や中止、懲戒処分や認定再申請の停止措置が取られる場合があります。

初回受験で監査対象になった場合の提出書類

健康科学科目教育
→ 14科目修了の証拠として医療系国家資格の免許証、登録証、成績証明書、卒業証明書もしくは学位のコピーの提出が必要です。

母乳育児に関する専門教育
→ 継続教育単位(95L-CERPs)の修了証明書およびコミュニケーションスキル教育を5時間以上受けていることが分かる証明書のコピーの提出が必要です。

母乳育児相談の実地経験
→ 時間数(最低1000時間)とその期間、および実地経験を行った場所に関する情報の提出が必要です。ラクテーション特化臨床実習計算機で時間の計算ができます。

再認定で監査対象になった場合の提出書類

基礎的な救命措置教育
→ 基礎的な救命措置教育を修了している証明として修了証明書またはカードのコピーの提出が必要です。

母乳育児に関する専門教育
→ 再認定に必要な継続教育単位(合計75単位)の修了証明書のコピーの提出が必要です。

母乳育児相談の実地経験
→ 時間数(最低250時間)とその期間、および実地経験を行った場所に関する情報の提出が必要です。ラクテーション特化臨床実習計算機で時間の計算ができます。

お役立ちリンク集

IBLCE(日本語ページ)
→ 資格試験に関わる正確かつ最新の情報はこちらを参考にされてください。

JALC(日本ラクテーション・コンサルタント協会)
→ 国際認定ラクテーション・コンサルタント及びその他の母乳育児支援にかかわる専門家のための非営利団体です。

JALC学習会情報
→ 継続教育単位が出るセミナー情報が掲載されています。

e-JALC
→ 日本語でイーラーニングが受けることができます。

Lactation Education Resources(英語)
→ イーラーニングで継続教育単位が取得できるサイトです。
リンク:Lactation Education Resourcesの受講方法2023(PDF)

GOLD Learning(英語)
→ イーラーニングで継続教育単位が取得できるサイトです。
リンク:GOLD Learningの受講方法2023(PDF)

iLactation(英語)
→ イーラーニングで継続教育単位が取得できるサイトです。
リンク:iLactationの受講方法2023(PDF)

Health e-Learning(英語)
→ IBLCEの模擬試験を受けることができます。
リンク:Health e-LearningでのIBLCE模擬試験の受け方2023(PDF)

いちごたろうさんのブログ「chulavida」
→ 2020年の受験体験記が書いてあります。

当院の母乳育児に関するページ

正しい授乳姿勢のチェックポイント
疲れにくい授乳姿勢
母乳育児のメリット
母乳育児で育つ子の成長曲線

各症状と施術例について詳しくはこちら
はじめての方へ
LINE予約

福岡市博多の整体院
ブルームカイロプラクティック

〒812-0013
福岡市博多区博多駅東2-4-6
博多グローリービル3階

[受付時間] 9:00~20:00
[定休日] 土曜・祝日
TEL.092-409-5655

当院へのアクセス

営業日カレンダー

:休業日

営業日カレンダー
営業日カレンダー
営業日カレンダー