福岡市博多の整体｜肩こりには大きな病気が隠れていることがあるので注意が必要です。

　肩こりというと、筋肉をほぐして血行を改善させると、つらい症状が軽減されるイメージがあると思いますが、中には全く改善の兆しが見られない、悪化する、何をしていてもツライということを訴える人がいらっしゃいます。
　その場合は、何か病気が潜んでいる可能性がありますので、放置せずに病院の受診が必要になります。

•痛む場所が一定しない
•日増しに痛みが強くなる
•激しい痛み
•めまい
•腕に広がる痛み
•指先のまひ
•夜間、強まる痛み
•排泄時の違和感など

上記のような症状や、日増しに痛みが強くなるなど、筋肉の疲労が原因の肩こりとは違うな、と思ったら、躊躇せず病院で検査を受けるようにしましょう。

-心臓疾患が原因の肩こり-
　狭心症や心不全など心臓に関わる病気が起こると、心臓の痛みだけでなく、左の首や肩、腕に痛みが現れることがあります。これを関連痛といいます。
　心臓疾患で左肩が痛い場合、多くの場合「左肩の痛み」以外にもほかの症状も起こります。心臓に関係する症状としては、胸の痛み、息切れ、動悸、冷や汗、めまいなどです。
　また、心臓疾患によって肩周辺が痛い場合、肩を動かしても痛みが強くなることはありません。左肩自体には何も問題が起こっていないため、肩を動かしても痛みはありません。

-肺疾患が原因の肩こり-
　肺ガンで肩こりを感じる場合もあります。特に多いのが、肺の上部にできるガンです。夜間、上を向いて寝ると、上腕の内側に痛みが出たり、声がかすれるといった症状が出ます。
　がんが首の方へ進むと、首から出る神経が刺激されて、肩から腕に痛みやしびれが出ます。
　首の交感神経が刺激されると瞳孔が小さくなる、上まぶたが下がる、汗が出なくなるなどの症状（ホルネル症候群）が出ます。

-胆嚢疾患が原因の肩こり-
　お酒を飲み過ぎたり、脂っこい食事で悪化する傾向にあります。
　右肩や右首、右背中に「重だるい」痛みを感じます。
　急性の場合は、それらの凝りにような感じに加え、右上腹部の痛みと発熱を訴える方もいらっしゃいます。

-ガンの転移が原因の肩こり-
　脊髄にできた腫瘍が肩こりの原因になることがあります。
　肩こりが日々悪化していて、痛みとして感じるようになり、何をしても症状が強いままであったり、腕や手のしびれ、めまい、夜間にも痛むといったことがある場合は、脊髄の腫瘍の可能性があります。

-甲状腺機能亢進症が原因の肩こり-
　動悸、頻脈、体重減少、発汗過多、手指などのふるえ、微熱、眼球突出（ない例も多い）、甲状腺の腫れ、イライラなどの神経過敏、食欲亢進、下痢、過少月経、倦怠感、筋力低下などの症状が出ます。
　倦怠感の一つとして肩こり症状が強くなることがあるので注意が必要です。
手のふるえ、微熱、動悸などがある場合、念のため甲状腺機能検査をしてみるとよいでしょう。

　当院では、丁寧な問診と医学的根拠に基づいた検査により、肩こりの原因が上記のような病気であると考えられた場合は、適切な病院の受診を勧めております。
　肩こりはとてもよく見られる症状ですが、病気が潜んでいることもありますので、注意が必要です。

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